昭和36年 当時の布施市高井田でミシンの部品塗装で創業、
昭和43年 に現在の西堤工場へ移転し、 創業から56年経ちました。
平成元年に父親である前社長 林 世一が逝去し32歳で会社を継ぎ、もう社長になって
28年が過ぎました。
私も今年 還暦を迎え、いよいよ次の世代へのバトンタッチの時期になりました。
この間 いろいろと在りましたが、一番苦労したことは 人手の問題でした。
町工場の塗装屋には 日本人の若い人が集まらず、
その当時 日本に在住する外国人に頼っていました。
イラク人、スリランカ人、中国人など色んな人に働いてもらいましたが
違法在住や言葉のトラブルで長続きせずに本当に困っていました。
そんな時 ベトナム人の研修制度を知り、タン君、ミン君の1期生から受入から始まり、
それから20年間、毎年、若いベトナム人が研修に来てくれて塗装技術を習得し、
3年で帰って行きます。
いつも思うことは 3年で帰ってしまい残念ですが、また違う新しいベトナム人と出会えること
が出来るので楽しみです。
協立工業は ベトナムと日本の架橋となり、 日々共に働き、生活しています。
お陰様で現在は もう人手には苦労しなくなりました。
協立工業株式会社 代表取締役社長 林 茂元
ベトナムで初めての面接
右から1期生のタン君、ミン君、若き頃の私